人事システムとはなにか?種類別におすすめシステムを紹介!
2022-10-27
大後 ひろ子
C-OLING代表 ブランディングコンサルタント
採用その他
人事システムとは
人事システムとは、労務管理や採用管理、人事情報管理、人事評価、給与計算など、自社の社員の人事情報を管理し、管理業務を効率化するためのシステムのことです。
近年、企業の著しいクラウド化やデータを有効活用する手段などが課題として挙げられる中で、人事管理の分野では新しい人事システムやサービスが開発されています。
人事サービスの導入を検討している企業の担当者の方、または人事システムの見直しを考えている方は、多種多様な人事システムに迷われているのではないでしょうか。
そこでこちらのページでは、人事システムの種類やその機能と、おすすめのシステムなどをご紹介していきます。
人事システムの種類
人事システムは、労務管理や勤怠管理、給与計算など一つの業務に特化したシステムもあれば、人事に関する業務全体をカバーする統合業務型のシステムもあります。
人事システムが導入され始めた当初は、大手企業向けの多彩な機能を併せ持った統合業務型のシステムが主流でした。
しかし、最近では必要な機能だけに絞ったシンプルなシステムや、低コストで利用できるクラウドサービスも数多く生まれています。
自社ではどのような業務を効率化したいのか、自社のニーズに応じてさまざまなシステムの中から必要なものを取捨選択し、選ぶようにしましょう。
以下によく導入されている人事システムをピックアップし、種類別にシステムの特徴とおすすめのシステムをご紹介しましょう。
人事評価システム
人事評価システムは、社員の成果と評価に関するデータを一元管理します。
データは人材育成や社員のスキルや状況に応じた戦略的な人材配置を行うことに有効活用できます。
- コンピテンシー評価
- 360度評価
- OKR
などの評価方法にも対応しており、人事評価担当者の負担を減らすことはもちろん、公平性のある評価が実施されることで社員のモチベーション向上にもつながるでしょう。
◆カオナビ:株式会社カオナビ
https://www.kaonavi.jp/
◆COCOREPO:株式会社クラウディア
https://cocorepo.jp/
◆Workday ヒューマン キャピタル マネジメント:Workday,Inc.
https://www.workday.com/ja-jp/products/human-capital-management/overview.html?&_rda=/jp/applications/human_capital_management.php
◆テガラみる:株式会社テガラミル
https://tegara.tegaramill.co.jp/
勤怠管理システム
勤怠管理システムは、社員の出勤・退勤の記録を管理するシステムです
勤怠管理システムの打刻機能はPC、スマホ、ICカード、指紋認証など製品ごとにさまざまな機能が搭載されています。
リアルタイムで勤怠管理ができるうえ、シフトの作成・管理や、休暇、残業、出張などの申請も管理できるなど、勤怠管理に関する業務全般をサポートすることが可能です。
◆リクナビHRTech 勤怠管理:株式会社リクルートキャリア
https://hrtech.rikunabi.com/
◆ジョブカン:株式会社Donuts
https://jobcan.ne.jp/
◆シフオプ:株式会社リクルートジョブズ
https://www.shifop.jp/
◆インターネットタイムレコーダー:ソネット株式会社
https://www.bit-drive.ne.jp/itr/
労務管理システム
労務管理システムは、入社手続きや給与計算、各種申請などを行うシステムで、社会保険、雇用保険やマイナンバーなどの手続きと管理などをシステム上で行うことが可能です。
保険関係の煩雑な書類作成もパソコンで完結できることから、導入を検討している企業が増えているシステムです。
◆人事労務 freee:freee株式会社
https://www.freee.co.jp/hr/index2.html
◆ジョブカン労務管理:株式会社Donuts
https://lms.jobcan.ne.jp/
◆Bizer:Bizer株式会社
https://bizer.jp/bizer/
◆COMPANY:株式会社WorksHumanIntelligence
https://www.works-hi.co.jp/products
給与計算システム
給与計算システムは勤怠データを活用することで、経理担当者にとって負荷のかかる給与計算業務の負担を削減し、効率的に行うことができるシステムです。
毎月、毎年決まった日に業務が集中しがちな給与計算業務ですが、このシステムを運用すれば、残業代、所得税、年末調整の処理などの作業も自動化することができます。
さまざまな職種や、多種多様な雇用形態がある現代の企業には欠かせないシステムであり、導入・運用している企業は数多くあります。
◆MFクラウド給与:株式会社マネーフォワード
https://biz.moneyforward.com/payroll
◆給与奉行10:株式会社オービックビジネスコンサルタント
https://www.obc.co.jp/bugyo/kyuyo
◆フリーウェイ給与計算:株式会社フリーウェイジャパン
https://freeway-kyuuyo.net/
◆CYBER XEED 給与:アマノ株式会社
https://www.tis.amano.co.jp/product/cyber_xeed/
採用管理システム
採用管理システムは、応募者の管理を行うことで企業の採用活動をサポートし、応募者の募集から採用までのフローを効率化するシステムです。
応募経路を一手にまとめ、メール、選考管理、面接日程調整などさまざまな採用業務をシステム上で一元管理します。
採用活動をスピーディーに行うことにも役立つうえ、採用コストの削減にもおすすめのシステムです。
◆ジョブカン採用管理:株式会社Donuts
https://ats.jobcan.ne.jp/
◆リクナビHRTech採用管理:株式会社リクルートキャリア
https://hrtech.rikunabi.com/ats/
◆e2R:株式会社ワークス・ジャパン
https://www.worksjapan.co.jp/service/applicant.html
◆TalentCloud:株式会社タレントクラウド
https://talentcloud.jp/
経費精算システム
経費精算システムは、知識がない社員でも短い時間で経費の申請・精算を行うことができるシステムです。
そのため、経費精算システムの導入は月末に時間をかけがちな経費精算業務を効率化することができます。
◆TravelersWAN:株式会社日立システムズ
https://www.hitachi-systems.com/ind/travelerswan/
◆皆伝!経費精算:スミセイ情報システム株式会社
https://www.slcs.co.jp/products/kaiden_workflow/index.html
◆jinjer経費管理:株式会社ネオキャリア
https://hcm-jinjer.com/keihiseisan/?_gl=1*b3whja*_ga*ODEzNjEzMjUxLjE2MzgyNDY1NTM.*_ga_FE7LBWE0LC*MTYzODI3NDQxMi40LjEuMTYzODI3NDcxNS4w&_ga=2.48224871.1199952718.1638246553-813613251.1638246553
◆経費精算ソリューション Systemaflow:みずほ情報総研株式会社
https://www.mizuho-ir.co.jp/solution/corporation/backoffice/finance/expense/index.html
eラーニング・教育研修システム
eラーニング・教育研修システムは、eラーニングなどの学習教材の配信のほか、社員の受講状況や成績などを管理できるシステムです。
「ラーニングマネジメントシステム」(学習管理システム)としても活用されており、社員の試験結果や進捗率なども提示され、一人ひとりの学習状況に見合ったフォローも可能です。
◆学びばこ:株式会社テクノカルチャー
https://www.manabibako.com/
◆ek-Bridge:パナソニック株式会社
https://www.panasonic.com/jp/business/its/hrd/lms/ekBridge.html
◆コーナーストーン ラーニング:Cornerstone,Inc.
https://www.cornerstoneondemand.com/jp/
◆KnowledgeDeliver:株式会社デジタル・ナレッジ
https://www.digital-knowledge.co.jp/product/kd/
人事システムの導入で業務の効率化を
人事システムの導入は、
- 業務の効率化
- 人材のより良い活用
- 生産性の向上
など、大きなメリットが期待できます。
これらのメリットが評価され、大手企業はもとより、中小企業でも導入がすすめられており、人事システムの導入は近い将来、どの企業でも当たり前のこととなるでしょう。
自社の求める人事システムを使いやすさや機能面などから比較検討し、最適な人事システムを見つけましょう。