チームビルディングに有効なスポーツ7選。組織への有益な効果も解説!

2022-09-30

大後 ひろ子

C-OLING代表 ブランディングコンサルタント

組織組織開発

この記事では、スポーツによって組織のチームビルディングを活性化する方法7選と、チームビルディングの基礎知識や目的までトータルで解説します。

変化の激しい現代で活躍するビジネスリーダーにとって、チームを強化する円滑なコミュニケーションの参考としてお役立てください。

チームビルディングの基礎知識

あなたがチームビルディングの取り組みの一つとして、スポーツを掛け合わせることを考えているのならば、チーム強化に大きな効果を狙うためにも、まずは実施目的の再確認をしていきましょう。

チームビルディングの意味

チームビルディングとは、チームにおける個々人のスキルや能力・経験を把握し、最大限に発揮することで、目標達成を目指すための取り組みのことです。

チームビルディングの重要性

チームと似た言葉に「グループ」があります。グループはメンバーが集まっている状態を指し、チームは共通の目的達成を目指すという違いがあります。そのためビジネスにおいては、個々の能力値を高め、メンバー同士の相乗効果を図り、目的達成へと導くチームビリディングが欠かせないのです。

オンラインチームビルディングのメリット

スポーツではチームが勝利するために、メンバーの特性を生かすことが重要視されます。この思考の方法がビジネスにも大いに役立つのです。

スポーツを通してこのような考え方を養うことで、普段の業務も円滑になり、チームビルディングに役立つのです。

チームの結束力が生まれる

スポーツという勝敗が決まる状況において、人は「どうせなら勝ちたい」と思います。その結果、自分のチームで勝つ戦略を考えるようになるため、普段の業務では気にしなかったメンバーの特性にも注目することができます。
また同じ疲労感を味わうことで、自分のチームへの帰属意識も生まれるので、メンバー同士の結束力が高まるのです。

コミュニケーションが活性化する

スポーツは、目の前で変わる状況に対して瞬時に判断しなくてはいけません。そのため通常の業務のように誰かが決めてくれるのを待つのではなく、自分で考えて動くことが求められます。その結果自分の目の前の状況をチームメンバーと共有することの重要性を文字通り「身をもって体験」することが普段の業務においても、生かされていくのです。

個々の能力の把握につながる

スポーツを通して、自分やメンバーがチームの中における得意または苦手なポジションを把握することができます。また普段の業務では見られなかった一面を知ることができるので、ビジネスにおけるメンバー間の新しい交流も期待できます。

次期リーダーの発掘

チームを勝利に導くためにはリーダーが必要です。そこで、スポーツアクティビティを行う事で、メンバーの長所を生かしながら戦略をたて、勝利への声かけができる人物が現れます。そのような人物を、ビジネスの次期リーダー候補として発掘することも可能なのです。

チームビルディングにおすすめのスポーツ7選

それでは、チームビルディングにおすすめのスポーツを紹介していきます。

1. ブラインドサッカー

2004年から、パラリンピック競技種目にもなったブラインドサッカーは、フィールドプレイヤーとなるアイマスクをつけた視覚障がい者4名と、晴眼者または弱視者のキーパー1名が同じピッチ上でプレーします。鈴の入ったボールの音と、ガイド(コーラー)と呼ばれるまわりの声を頼りにゴールを奪い合います。

期待できる効果

 

2. 登山

登山ではリーダーシップと他者への思いやりが重要です。登山では体力に自信がある人もない人も参加します。体力がある人に合わせた登り方では、取り残されてしまう人も出てきてしまいます。そこでリーダーがメンバーにヒヤリングを行いながら、山頂到着までの時間や休憩ポイントなどを取りまとめ、「このチームでの最善策」を引き出します。
また、自然という、話すことしか出来ない環境を作ることで、相互のコミュニケーションを促進することができます。

期待できる効果

3. スポーツチャンバラ

ルールはとてもシンプルで、空気の入った柔らかい剣を使うため、相手の腕につけている紙風船を割ると1本となり、紙風船を割られた人はコートから出るという内容です。細かいルールを覚える必要がなく、短時間でも十分楽しめるアクティビティですが、チームごとに戦略を立てたり、相手と1体1で目を見ながら間合いを詰め合うなど真剣勝負を行うことで、体と頭を鍛えることができます。

期待できる効果

4. ジョーキーボール

スカッシュのような壁で覆われたコートでプレーするサッカーのようなスポーツです。「幅5m×長さ10m×高さ3m」のコートを使用し、両サイドに設けられた1.1m四方のゴールへボールを入れます。とてもシンプルで子供からお年寄りまで親しまれているスポーツですが、フットサルよりもさらにコートが狭く、さらに壁・天井を自由に使用してパスやシュートを行うことが可能なので、人数も少ないため休むヒマなく競技に向き合うことができます。

期待できる効果

5. タグラグビー

タグラグビーは一般的なラグビーと同じく得点ゾーンに走り込み、ボールを置く事で得点が入るスポーツです。ただし守り方はボールを奪うのではなく、相手の腰の左右に垂らした「タグ」と呼ばれるテープを取ることです。そのためぶつかり合う必要がないので、安全にスポーツを楽しむことができます。広い場所を走り回り、運動量が豊富なので、運動不足な社員を抱えるチームには、力づくりとしてもうってつけのスポーツです。

期待できる効果

6. スポーツ鬼ごっこ

コートを自分の陣地と敵の陣地に二分して、それぞれの陣地のお宝を奪うことができたチームの勝利です。相手をタッチするときはしっかりと両手で行い、タッチされた人は自陣のセイフティエリアに戻ってから再スタートします。チーム内で声を掛け合いながら、年齢に関係なく参加できることが魅力のスポーツアクティビティです。

期待できる効果

7. ラフティング

8人乗りのゴムボートにガイドと一緒に乗り込み、川下りを楽しむアウトドア・アクティビティです。ゴールという1つの目標に向かって協力しながら進んでいくので、チームビルディングのためのスポーツでも注目を集めています。また、自然の川が相手なので、穏やかな流れの場所もあれは、水量が多い急流や激流ポイントもあります。そのため、チームでパドルを漕ぐスピードやタイミングを合わせる必要があるので、自然と声を出してコミュニケーションを取ることができるようになります。

期待できる効果

まとめ

スポーツを通してチームビルディングを行うことで、普段の業務とは違う、従業員の新しい一面を見ることができます。目的達成を目指すチームビルディングの観点からスポーツを行うことは、従業員の個々のスキルの発見や、チーム内のコミュニケーション活性化に役立つはずです。

また、この取り組みを効果的にするために、フィードバックを通してチームを振り返る時間を取ることをオススメします。

WRITER

大後 裕子

C-OLING代表

生活用品メーカーで10年間企画職に従事し、企画立ち上げから海外工場との商談、販促まで商品開発のゼロから一貫して行い、多くの商品をブランディングし、リリース。 8年販売され続けるヒット商品を始め、開発商品点数累計約1,200点、約1,700店舗へ導入。ブランディングを主軸とした、経営コンサルティング、 社内教育の3つの事業を通して、多くの人の生活に豊かさを提供ができる企業を社会に増やしたいと考えています。